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矯正により奥歯の虫歯治療ができた症例

こんにちはnico歯科スタッフです。

今まで私は矯正したいという気持ちはありながらもなかなか踏み出せず始められませんでしたが今回思い切って始めてみての感想をお伝えしたいと思います。

ずっと気になっていたのは前歯の突出による口の閉じにくさとガタつきはもちろん、奥歯の磨きにくさです。私はスペースが足りずに出てこられなかった12歳臼歯があります。この7番目の歯には毎回物が詰まり歯磨きもしにくいため、この時点で虫歯があることがわかっていましたが起こさない限り治療ができない状態でとても心配でした。それが矯正しようと思えた1番の理由です。
この歯を正常な位置に引っ張り上げるためスクリューネジを打とうと試みましたが骨の位置や厚み的に難しく、急遽セパレーションゴムを入れてスペースを作りワイヤーで起こすことになりました。
最初は痛みもあり食事が大変な時期もありましたが、歯が動いてる!という実感があるのはすごく嬉しかったです。
4週間に1度ワイヤーを変えてもらいながら半年以上かけて起こし、今まで隠れていた虫歯が見えるようになったところで虫歯治療をお願いしました。あと数㎜で神経が出てしまう状態だったと聞き早く決断してよかったと思いました。

矯正前

矯正で一番奥の歯を起こしてきたところ

虫歯の治療後

この12歳臼歯を起こすまでの間は、手前の歯までのインビザラインというマウスピースをはめての生活でした。私は非抜歯に決めましたが、前歯の突出とガタつきを改善するためには抜歯の選択肢もありました。私の場合、抜歯すると将来ほうれい線が目立つ可能性があったり顎が目立ちすぎてしまうかもということもあり抜歯せずストリッピングという歯を少しずつ削りながらの矯正を選びました。
面倒臭がりの性格を思うとマウスピースにして着脱は大丈夫か、もういっそのことワイヤーにした方がいいのではないかと悩みに悩みましたが歯磨きのしにくさを考えマウスピースに決めました。治したい気持ちが強いからか意外と面倒臭がりの私でも毎日忘れることなく続けられています(笑)
もう矯正を始めて1年経ちましたが気になっていた箇所はだいぶ改善されてきています。
先生が一人一人に合った方法を考え提案してくれるので不安なく進められますし、私自身矯正を始めてよかったと改めて思います。

矯正は見た目の改善はもちろんですが、日頃のメンテナンスのしやすさや虫歯や歯周病を防ぐためにもとても大事な治療のひとつです。
悩みを抱えている方がこれを読んで踏み出すきっかけになったら嬉しいです!